ChatGPTはどんな質問(プロンプト)に対しても回答してくれます。
でも「良い回答」は「良い質問」から。
質問自体が明確でないと、思ったような回答が得られないことがあります。
今回ご紹介するのは、質問力をChatGPTで磨く方法です!
質問力を鍛える① 質問の改善を求めるプロンプト
ChatGPTにそのまま質問した場合
たとえば、料理がうまくなりたいと思ったとします。
そのままChatGPTに入力してみます。
料理が上手になる方法を教えてください。
もちろん、この回答でも十分役に立つかもしれません。
でもよく考えたら、「料理が上手になるには?」って少し曖昧な質問だと思いませんか?
上手になるってどういうこと?というそもそもの定義が違えば、回答が的外れに感じられることもあるかもしれません。
ChatGPTにより良い質問を提案してもらう
「料理が上手になりたい」と思う時、「上手になるってどういうこと?」が自分のなかでも明確になっていないかもしれません。
そこで、ChatGPTに質問を改善するよう指示してみます。
改善のためのプロンプトは、こんな感じで作るとよいでしょう。
これから私がする質問を、より回答しやすくなる2つの質問に書き換えてください。元の質問と、書き換えた質問のうちどれをしたいか私に選択させてください。
改善後の質問は2つでなくてもよいのですが、色々バリエーションがあった方が選びやすくなるのでこうしました。
そして、本来の質問をプロンプトに入力します。
料理が上手になるにはどうすればいいですか?
するとこんな回答が出てきました。
「料理が上手になるにはどうすればいいですか?」という質問が、
・「料理の腕を上げるために練習すべき具体的なテクニックや方法は何ですか?」
・「料理が上達するために始めるべき簡単なステップやおすすめの練習法はありますか?」
の2つに書き換えられました。
どちらも目的は「料理が上手になること」ですが、その手段に違いがあることがわかりますね!
質問1を選んだ場合
さて、それでは回答がどのように変わるのか見てみましょう。
質問1「料理の腕を上げるために練習すべき具体的なテクニックや方法は何ですか?」を選んだ場合の回答はこちらです。
料理が上手になるための、具体的なテクニックのアドバイスが出てきました。
質問2を選んだ場合
それでは質問2「料理の腕を上げるために練習すべき具体的なテクニックや方法は何ですか?」を選んだ場合はどうでしょうか?
料理初心者でも取り組みやすい方法が提案されていますね。
まとめ
どんなあいまいな質問でも、回答してくれるのがChatGPTの魅力。
でも、自分の思っていた回答とはちょっと違うな?と思った時は、質問自体が良くないのかもしれません。
会話型AIを使いこなすには、質問力も大切!
ChatGPTで、質問力も磨いていきましょう。