ChatGPTで質問力を鍛える②

ChatGPTって?

前回の記事では、ChatGPTに質問を書き換えてもらう、というプロンプトを作成しました。

今回は”Cognitive Verifer Pattern(思考検証パターン)”と呼ばれるパターンを使いながら、よりよい回答が得られる質問の仕方をみていきます。

ChatGPTの思考検証パターンはこんなときにおすすめ

・悩みやアイディアをパパっと整理したいとき

・理論立てて判断したいとき

・同じ悩みをぐるぐと考え続けてしまうとき

ChatGPTの思考検証パターンが役に立つ理由

基本的に、ChatGPTはどんな質問にも回答してくれます。

でもたまになんだか的外れな回答が出てくることも。

それはChatGPTが「確率論」に基づいて回答を生成しているからです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

そこで、その回答は的外れではないか?をChatGPT自身に再検証してもらう、というのが思考検証パターンの考え方です。

このパターンにはいくつか種類があるのですが、今回は「質問力を磨く」という観点から例を挙げてみます。

ChatGPTの思考検証パターンの例

ChatGPTに質問を細分化してもらう

まずChatGPTに何をしてほしいかを伝えるプロンプトから始めます。

以下のルールに従ってください。これから私がする質問を、よりよい回答ができるようようにいくつかの質問に分けてください。その質問への回答をまとめて、最終的な回答をしてください。

「了解しました!」と頼もしい回答が来ます。

そこで、本来の質問をします。

以下のプロンプトを入力しました。

子どもの習い事は何がいいですか?

すると、以下のように追加の質問がでてきました。

というわけで、それぞれに回答してみます。

1.5歳。
2.体を動かすことが好き(エネルギーがありあまっている)。音楽やお絵かきも好き。
3.感受性を育てたい。エネルギーを発散できるもの。
4.できるだけ近所を希望。時間は平日午後ならいつでも。費用は今のところ特に予算を決めていない。
5.習い事は週2回までにしたい。

これに対してのChatGPTの回答はこちらです。

ChatGPTの思考検証パターンのメリット

この例では、回答内容もまだまだ漠然としているので、ChatGPTの回答も画期的なものではありません。

ただ、こうやって質問を細分化することで、考えのすれ違いが起きにくくなりますね。

最終的には自分で判断することでも、何を考えに入れるべきか?が具体的になるので、思考を整理することができます。

なんだか漠然と悩んでいる・・・というときには、ChatGPTの思考検証パターンで自分への質問力を磨いてみましょう!